今日の作業風景(Back Vol.1)


2002. 2.28 〜 2002. 3. 8

最後の上塗りを除いて塗り作業の後は
必ず各種ペーパーできれいに磨きます。

細かい組子の組立以上かも?と言うくらい
すみれの作業の中では、かなり根気のいる
仕事です。
きれいに仕上げれば仕上げるほど、最後の
上塗りの仕上がり状態が良くなります。
(もちろん元になる木の材質にもよりますが)
元の悪い木を預かると(塗りの手間受けで)
通常の2倍ほど手間がかかって大変です。
                   2002. 3. 8
塗装(吹きつけ作業)の様子です。
サンドペーパーできれいに仕上げた帯や
塗戸の框板に、まずシーラーを吹きつけ、
乾いたらきれいに磨きます。
その後 下塗り → 磨き → 中塗り →
磨き → 朱塗り → 磨き → 上塗り と
作業を進めます。

お天気や空気の状態で仕上がりに差がでる
とてもデリケートな作業。仕上げまでに1週間
〜2週間はかかります。
                     2002. 3. 5
先日 下書きした板を糸のこで切り抜きます。
桧材は比較的楽に切り抜けますが、杉など
材質によっては木の目に鋸が入ってしまうこと
もしばしば。
簡単なようで結構むずかしい作業です。

切り抜いた後 サンドペーパーで形をきれいに
整えます。

                    2002. 3. 2

塗戸(ウルシやカシュー)の腰板に入れる
帯(帯の形をした飾りみたいなもの)を
伝統模様?にくりぬく前の準備です。

桧の板に、昔から伝わる模様を軟らかい鉛筆
で下書きします。
(先々代から使っている型を参考に・・・)

すみれ工房では いつの間にか
女性の仕事になってしまいました。
                     2002. 3. 1

油圧角のみ機で建具(摺上障子)の
框(かまち)に穴を空けているところです。

今はあまり力のいらない楽な機械を
使っていますが、昔の機械はもっと
重くて、結構大変な作業でした。
(腰が痛くなったり肩が凝ったり・・・)
もちろんもっと昔は全部手作業で穴を
あけていました。

                    2002. 2.28

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